なぜ不動産会社がシステムを開発した?
「不動産会社仲間に同じ苦しみを味わせない」
2019年 不動産特定共同事業を知る
私たちが不動産特定共同事業を知ったのは2019年でした。知り合いの不動産会社が不動産クラウドファンディングなるものを始めたのがきっかけです。
当時はインターネットどころか、行政庁の担当者も不動産特定共同事業についてよく知らない時代で、情報は全くありませんでした。
私たちも不動産クラウドファンディングを初めてみたい
そこから私たちの不動産クラウドファンディングがスタートしました。
2020年 システムに苦しむ
情報が無い当時でも、(金融庁)クラウドファンディングシステムの開発経験のあるシステム開発会社が2,3社おり、当社も検討していました。
開発見積額は 1500万円
ほとんど誰もやっていない小規模(1億円制限)のクラウドファンディング事業にこの金額を投じるのは容易ではありませんでした。
当社はそれ以前も社内基幹システムの開発やWEBサイトの開発などに数千万円以上のシステム開発を外注していましたが、
・アップデートに伴う開発費
・要件定義を進めるごとに上がる開発費
・やりたいことと、システム内容がなかなか一致しない
そんな苦しさをすでに経験していました。
そのうえで、1500万円をクラウドファンディングの開発に向けるのは、到底難しい決断でした
2020年 初めてのシステム開発内製化
私たちはある決断をしました。
「自分たちでシステムを作る」
外部のエンジニアに局所的に依頼をしながらも、基幹部分を完全に自分たちで作ることにしました。
法的要件も不明瞭で、本当にこれで運用できるのか心配になりながら開発していました。
そして2020年6月に完成したのが「DAIMLAR FUND」でした。
2021年 不動産仲間達からの依頼
DAIMLAR FUNDで初めてのファンドが成功し、無事に終了させることっができたことをきっかけに、不動産仲間達から不動産クラウドファンディングについて様々な質問をいただくようになりました。
・どうやって許可や登録を取ればいいのか
・システム開発はいくらかかったのか
しかし、アドバイスはできてもシステム開発には苦しみが伴います。
・なかなかシステム開発と要件がすり合わない
・申請手続きの最中にどんどん開発費が上積みされていく
そんな仲間達の話を聞いて、私たちはもう1つ決断します。
「不動産会社仲間に同じ苦しみを味わせない」
私たちで不動産会社に最適化したオールインワンパッケージを作ろう
それがBLITZ CFSのスタートでした。
2022年 BLITZ CFS 初リリース
それから社内でエンジニアを雇用し、他社に販売できる不動産クラウドファンディングシステムパッケージの開発が始まりました。
許認可×システム×実務 全てをサポートするオールインワンパッケージ
この言葉を標榜に、試作のDAIMLAR FUNDシステムでの欠点を洗い出し、不動産特定共同事業に求められる法的要件を整理しながら、1からシステムを開発しました。
そして完成したのが BLITZ CFS (ver.1) でした。
モットーは「とにかく不動産会社にわかりやすく」
複雑な料金体系、隠れ費用、後から増える開発費 こういったシステム開発の闇を全て払拭し、
・明瞭簡潔な料金体系
・クラウドファンディングリリースまで追加費用なし
・隠れ費用一切なし
・クラウドファンディング実務経験者が直接レクチャー
こうしてリリースしたのが私たちのBLITZ CFSでした。
2024年 ver.2へ進化
2021年~2022年は、とにかくローコストで導入できることを目標に機能を絞って開発していました。
しかし、2024年になり、不動産特定共同事業法 ( 不特法 ) が一般に認知されはじめ、様々なニーズが生まれてきました。
・様々な契約方式への対応
・よりモダンなデザイン
私たちは、ver.1で培った更なる経験を元に、より多くの不動産会社に必要とされるシステムを作らなければならないと感じました。
新しいプラットフォーム、柔軟にニーズを受け容れる、
そしてなにより大事なのが「実務担当者にとことん寄り添うこと」
私たちの原点である
「不動産会社仲間に同じ苦しみを味わせない」
に忠実に、現場の担当者をフォローしていく
そうして BLITZ CFS ver.2に進化しました。
まだまだ私たちの進化は続きます。
不動産特定共同事業のプラットフォーマーとして、より不動産会社仲間たちに選ばれる製品になれるよう、私たちの努力は続きます。